商用車の買取事情
商用車、特にキャブオーバー型バンの買取事情についてこのページでご紹介します。高値買取が期待できる理由や海外への輸出など詳しく解説しています。
人気が高いキャブオーバー型バン
商用車にはキャブオーバー型バンの他にトラックやステーションワゴンタイプのライトバンもありますが、ここでは主にキャブオーバー型バンの買取事情について解説します。(商用車の選び方・中古車ガイド!)
キャブオーバー型とはエンジンが座席下、または荷台下にレイアウトしてある1BOXタイプの車種で、軽自動車サイズから1ナンバー登録の普通自動車サイズまであります。
サイズに限らず中古車市場で人気が高いことから商用バンは高値買取が期待できる車種となっています。
現在、乗用車の1BOXカーはサイズに限らずフロントにエンジンを搭載、前輪を駆動させるFFが主流となっています。
FFにはコストを安くできるというメーカー側のメリット、後輪へのドライブシャフトがないので室内がフラットになって使いやすいというユーザーのメリット両方を持ちあわせていますが、駆動力に関してはフロントに荷重がかかるのでリアが振られやすく、コーナーではフロント荷重が遠心力によってコーナーの外側に向くためアンダーステアが出やすいというデメリットを持っています。
キャブオーバー型はすべて後輪駆動を採用しているので駆動力に関してはFFのようなデメリットがなく、またエンジンが車体中央寄りにあるので重量配分が均等になり走行性が安定することから、乗用でも操舵性を重要視する1BOXカーユーザーはあえて商用バンのキャブオーバー型を購入する人がいるほど高い人気を保っています。
過走行車のバンは海外へ輸出される
エンジンをボディ中央にレイアウト、後輪を駆動させる方式はフロント一か所に荷重がかかるFFと違って車体を頑丈にできるというメリットもあります。
したがって多少、走行距離が伸びている車種でも買取価格の下落率は低く、また過走行車に関しては海外で売却できることもあって一般的な乗用車では買取価格0円と査定される走行距離車でも十分に買取価格がつきます。
その代表的な例がトヨタのハイエースや日産のキャラバンで、1ナンバーサイズは海外、とくに新興国では人気の高い車種となっています。
荷室が広いので利用価値が高く、荷物の運搬だけでなくマイクロバスとしても使用されています。ただし商用バンの売却をする際はネットの一括査定サイト(かんたん車査定ガイド)を利用、複数の業者に買取依頼することをお勧めします。
業者は独自の再販ルートを持っていますが、必ずしも海外までルートを伸ばしているとは限りません。走行距離20~30万kmの1BOXカーはさすがに国内需要が少なくなり、買取価格も安くなってしまいます。
複数の業者に依頼すれば、その中には必ず海外ルートを持つ業者が存在するので、商用バンの高値買取を実現できます。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!