故障して動かない軽自動車も売れる!
- 執筆者 モータージャーナリスト 金子
- (@car_kaneko)
故障して動かない軽自動車も軽自動車専門の車買取業者へ売却依頼してみることをおすすめします。廃車の場合でもパーツ類の取り外しが可能かどうか確認しましょう。
本題に入る前に、車を高く売ることができる2種類のサービスをご紹介しておきます!
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故障して動かなくなった軽自動車は専門業者に相談してみる
エンジン本体に異常がなくても電気系統やトランスミッションなど他の箇所が故障したことにより、走行不能となった軽自動車は修理して再び乗るか、それとも廃車にするか所有者としては迷うところです。
軽自動車の中古車は状態の良い車種が安価で販売されているので、修理箇所によっては販売価格よりも高い修理費になることもあり、よほど愛着があるか、希少価値のある軽自動車でなければ買い替える方が経済的であることが実情です。
故障して走行不能となった軽自動車は廃車処理となりますが、その手続きを自分で行う場合、時間と費用がかかってしまいます。
廃車処理をして新しい車を買い換える計画であれば、一度、軽自動車専門の車買取業者へ売却依頼することをお勧めします。
軽自動車専門の買取業者では故障による不動車の在庫を抱えており、車種によっては故障した箇所のパーツを在庫から流用、安く再生できる可能性があることから、故障による不動車でも買取価格をつけることがあります。
事故を起こして激しい損傷を負った場合やエンジン本体までダメージを負った軽自動車は再生が不可能なので廃車確実ですが、車買取業者の中には廃車を専門に扱うところもあります。
買取価格は最大でも1万円程度ですが、廃車にかかる費用や手続きをすべて行ってくれるので、その分の負担を考えると業者に任せた方が得策といえます。
廃車の際にはパーツ類の取り外しが可能か確認する!
軽自動車専門、あるいは廃車専門の買取業者はネットの一括査定サイト(かんたん車査定ガイド)で探すことができます。
一括査定サイトはガリバー やアップルといった全国チェーンの大手が目立ちますが、小規模で地元密着型の業者も多く加盟しており、大手が反応しないような故障車や廃車でも査定価格を提示してきます。
それらの業者の中から良い条件を選び、引取依頼を行ってください。買取価格がつかなくても基本的に引き取るためのレッカー代や廃車手続きの費用は無料となっています。
引取の際にはいくつか確認事項があります。ひとつは廃車か再生か、どちらの処理になるのか、という点です。
再生の場合、名義変更手続きが行われないまま再生までの期間が長くなって納税時期をまたぐと、売却主に軽自動車税と自賠責保険料が請求されてしまいます。
名義変更手続きの期日、また廃車手続きの期日を明確にしておくことで売却後のトラブルを回避できます。
また軽自動車についている再生できるパーツ、カーナビやオーディオ、アルミホイールなどを廃車後に引き取ることが可能であるか、という点です。これらはパーツ専門店で買取を行っているので、取り外しが可能な業者を選ぶ方が得策です。
簡単な修理で直れば買取価格は高くなる!
最近の軽自動車は以前に比べると耐久性があります。
しかし軽自動車は燃費効率を高める目的で軽量化を進めており、エンジンも耐久性を保てるギリギリの重量で作られているため、メンテナンスを怠ってエンジンの限界性能に近い運転をしているとさすがに壊れてしまい、不動車になってしまうケースはけっして珍しくありません。
軽自動車は新車販売価格が安いけれど修理費は普通車と同じだから、壊れて不動車になったら買取業者へ査定依頼した方が得策と思っている人は多いでしょう。
確かにオイル不足によるエンジンの焼付きといった故障の場合は修理費が最低でも30~40万円かかってしまうので買取業者に売却した方が得策です。
現在、軽自動車は中古車市場で人気があるため、動かなくなっていても比較的高値で買い取られる傾向にあります。しかし動かなくなった場合の原因の中には安い費用で直る故障もあるのです。動かないまま売却するよりも修理費用を払って直した場合の方が高値売却を実現できる可能性は十分にあります。
軽自動車が動かなくなった時はすぐに廃車や売却を考えるのではなく、まず故障箇所がどこなのか調べ、買取業者へ査定依頼して査定額がいくらになるのか確認してください。その上で修理したらいくらで買い取ってくれるのか交渉しましょう。その際の買取金額の差額よりも修理費の方が安ければ修理する価値があります。
動かなくなった軽自動車をもっとも高く売るコツ
軽自動車の故障で多いのがターボチャージャーの故障です。
ターボチャージャーはエンジンオイルが潤滑油となっているため、オイルが汚れたり不足したりするとタービンフィンが破損してしまい、正常な吸排気が行われなくなります。
タービン交換はディーラーへ修理に出すと10~15万円かかりますが、一般的な修理工場ではリビルド品(点検してある中古品)を使うので4~5万円で済みます。
またオルタネーターも軽自動車で故障しやすいポイントですが、こちらもディーラーであれば8~10万円のところ、修理工場であれば3~4万円で修理可能です。
したがって動かなくなった軽自動車をもっとも効率よく売却する方法は以下のようになります。
売却の流れ
- 買取業者に査定依頼して動かない状態のままの買取価格を聞く
- 同車種で同年式同走行距離の実働車の場合の買取価格を聞く
- 修理工場へ出して修理費の見積もりを取る
- 不動車買取価格+修理費用が実働車の買取価格を上回ったら不動車のまま買取業者へ売却
- 不動車買取価格+修理費用が実働車の買取価格を下回ったら修理して売却
なお、動かなくなった軽自動車でも買取業者によって買取価格が変わります。
出張査定は無料なので、ネットの 一括査定サイトを利用して、できるだけ複数の業者へ査定依頼する方が高値を引き出せます。
あなたに合った売却方法は?
現在、車の売却方法は買取業者や下取りだけではなく、オークション形式や特定車種に強い買取店などさまざまな方法があります。自分に最も合った売却方法を選んで最も高く売れるようにがんばりましょう!
※人気車から不動車まですべての車に価値がありますので、どちらか一方又は両方に一度買取査定をとってみましょう!